デロンギマグニフィカSをお迎えしました
人はパンのみにて

先日のAmzonプライムデーで全自動エスプレッソマシンのデロンギマグニフィカSをおむかえしました。


譲り受けし先代マシンがいたのですが、2ヶ月ほど前に突然ポンプの調子が悪くなり壊れてしまいました。
1年半前くらいに引っ越しの手伝いをしにいった際、「使っていないのでよければどうぞ」と幸運にもゆずってもらってから、私は毎日豆をガリガリ液をガブガブ飲んでいたので、ある日いつもと違った音がしてコーヒーが出てこなくなったときは、たのしい夢から覚めたような、世界の綻びに気づいてしまったような、そんなショックを受けひとり心が静かに冷たくなりました。

買い直すには高価なため、いったん、このマシンを知らなかった頃に好んで常飲していたインスタントコーヒーに戻してみましたが、すでに豆から挽いて出る新鮮なコーヒーにどっぷりなれてしまったためでしょう、「これはいい香りのする泥だな」などと思うように感覚が変わってしまってました。
次に、豆は残っていたので、500円のダイソーコーヒーミルを買ってきて、手挽きでドリップコーヒーを作ったりしましたが、「おいしいのだが、コーヒー1杯飲むのに15分もかかるのはばからしい」と思いました。めんどう。
「一度上げてしまった生活の質を下げることはできない」
どこかの、生活の質が高い偉人が放った言葉が脳裏によぎりました。
そこから後継機を調べ目星をつけ、どうせAmazonプライムデーで安くなるだろうと、しばらくカフェイン欠乏状態で日々をしのぎ、案の定セールになり、 58,800 円で買いました。それでも高いぜ。

先代より、横幅・高さがスリムになり、ギラギラした見た目になりました。
使ってみると、正直、先代にあった抽出湯量の調整つまみがなくなったのは、改悪と思いましたが、コーヒー豆受けが改良されていて、先代と違ってコーヒー豆が転がるのを手で補助する必要がなくなったので、そこはすばらしい。

再び、うまいコーヒー生活のはじまりです。
しかし、いったい1日にどれくらいコーヒーにお金をかけていることになるのでしょうか。
コーヒーを飲むために一生労働する軛を負ったのかもしれません。