紙見本をお迎えしました
やっぱり紙だ.

ヴィラ民には紙の本好き集団という側面もあります.
先日,文学フリマ京都9に参加してきました.様々な本が売り買いされる中で,やっぱり目に止まるのは装丁にこだわりを感じる本なのかなと思います.何を隠そう,私も今回新刊として歌集を一冊作ったのですが,それも一応,表紙および本文の用紙,綴じ方など,(予算と相談しつつではありますが)工夫を凝らしました.
そこで感じたのは紙選びの楽しさと難しさです.印刷所さんは,大抵ホームページで使える紙とその紙の特徴を書いてくださっているのですが,現物がないとイメージがつきません.そこで私は画材屋に通い詰め,様々な紙を見て触って,自分の本に合うものを探しました.
結果,なんとか紙を選び,とても素敵な本が完成しました.
そして迎えた文学フリマ当日.なんと印刷所さん直々に紙見本を配っているではありませんか!しかも無料で!
イベントを終え,わくわくしながら紙見本を見て,撫で回して,印刷所を調べまくりました.
だってやっぱりイベントは楽しいし,私の本を買ってもらうのは嬉しい.もっと可愛い本を作りたい!完全にイベントハイになった私は,無料でもらった紙見本では飽き足らず,さらにプリンパさんで紙見本を注文しました.プリンパさんは紙選びからこだわって印刷ができることで定評のある印刷所です.2冊で550円.安い!

そして今日,注文した紙見本が届きました!とても種類が多いです.プリンパさんで使える紙は堅実なものが多い印象です.
先日の文フリを経て,一つ目標ができました.それは来年までに200ページを超える小説本(アンソロジーでも可)を作り,カバー付きのB6本の形にまとめることです.中身より装丁を先に考えるのかよ,とも思われそうですが,それが紙の本が好きということなのかもしれません.